自動車は鉄やアルミニウムなどの金属とバッテリーの有用部品がたくさん使用されています。
廃車となった使用済み自動車(ELV: End Life of Vehicle)および、その有用部品は有価物として、
解体業者や破砕業者によって自動車重量の約80%がリサイクルされ、
残り20%はシュレッダーダスト(自動車シュレッダー残さ ASR :Automobile Shredder Residue)として埋め立てられてきました。
しかし、一方で自動車の不法投棄などの不適正な処理により、
流れ出した有害物質やフロンガスによる土壌・地下水の汚染、オゾン層の破壊など、
地球環境への影響が懸念されていました。
現在、日本では年間約330万台の使用済み自動車が発生しています。
2005年に日本初の「自動車リサイクル法」が施行されたことにより、
使用済み自動車の適正処理とリサイクルに大きく貢献しています。
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