2023.11.08
【レポート】過去最高の出展で賑わうJAPAN MOBILITY SHOW 2023
一般社団法人、日本自動車工業会（JAMA）が主催する「JAPAN MOBILITY SHOW 2023（ジャパンモビリティーショー）」が東京都江東区、東京ビッグサイトにて10月26日～11月5日に開催されました。
今年からモーターショーは、JAPAN MOBILITY SHOW(以下、JMS)と名が改められ、過去最高の475社の出展者と多くの来場者で東京ビッグサイトは多いに賑わいました。
JAPAN MOBILITY SHOW 2023の特徴は、自動車メーカーからのコンセプトカーや新型車の展示ばかりでなく、モビリティーの新たな可能性を紹介する出展や「Startup Future Factory」と題した次世代を担うスタートアップ企業の出展などが新しい企画で、モビリティー関連企業と最新の技術と多くのアイデアを持つスタートアップ企業との新たなビジネス創造にも期待が高まります。
また、「Out of KidZania in JMS 2023」と題した子ども向けの職業体験型施設で知られる「キッザニア」とコラボした小学1～6年生限定のメカニックやカーモデラーなどモビリティーに関わる10種類以上の職業体験も魅力的なコンテンツでした。
さらに、東京ビッグサイト西ホール屋上では、「Japan Meat Show」を始めとする4つのエリアに過去最多45店舗の様々なフードコートが軒を連ね、多くの家族連れなどで賑わいました。
TOYOTAの出展ブースでは、「クルマの未来を変えていこう－Find Your Future」をテーマに、音楽やダンスなどのステージ演出やモビリティー社会の未来を体験できるコーナー、そして新発表のトヨタセンチュリーや新型クラウンスポーツなどを一目見ようと多くの来場者で賑わっていました。また、電気自動車の展示では、バッテリーEVのコンセプトモデル「FT-3e」と「FT-Se」が公開され、単なる移動手段としてのクルマからユーザーの生活や価値観にこれまで以上に貢献できるクルマや技術も紹介されました。その中でも、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」の思想で生まれたカーボンニュートラル時代における先進的なフルデジタル次世代コックピットに空気抵抗を低減を狙ったワイド＆ローのプロポーションが美しい高性能スポーツBEVモデルには多くの来場者が押し寄せていました。
Hondaの展示ブースでは、地球環境保護と豊かなクルマ社会の両立を目指して、回収した使用済みアクリル樹脂を再利用して作られたクルマも展示された他、かつての人気スポーツカー、ホンダプレリュードの電動化されたコンセプトカーも出展され、ホンダプレリュードの再登場を願っていた来場者も多かったようです。マツダの出展ブースでは、カーボンニュートラル燃料で発電するシリーズ式プラグインハイブリッド車に「ロータリーEVシステム」を搭載したコンパクトスポーツカーのコンセプトモデル「アイコニックSP」が。鮮やかなレッド色をまとって世界初公開されました。
最後に、東京ビッグサイト西ホール屋上では、「Japan Meat Show」を始めとする4つのグルメエリアに過去最多45店舗の様々なフードコートが軒を連ね、多くの家族連れなどで賑わいました。その中でも、横浜中華街で5店舗を経営する「王府井（ワンフーチン）」のカリっと焼かれた皮の中にコクのあるスープがたっぷりの「焼き小籠包」は絶品でした。
（副理事長 郷古）
