特定非営利活動法人 全日本自動車
リサイクル事業連合

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「第11回自動車環境フォーラム(AAEF)2018」報告書

平成30年11月1日(木)~3日(土)にかけて、第11回自動車環境フォーラム(AAEF)2018がインドのニューデリーで以下のように開催されました。

 

日程 内容
11月1日(木) 9:00~17:00 本会議
Holiday inn New Delhi International Airport
19:00~21:00 夕食会(コベルコDinner)
11月2日(金) 午前  市場視察(Mayapuriスクラップ市場)
午後 アグラへ移動
11月3日(土) 終日 観光(タージマハル)

 

参加者 日 本32名、韓国20名、マレーシア2名、オーストラリア2名、モンゴル1名、 
インド75名、アメリカ1名、イタリア1名
※現地法人の日本人駐在員、スタッフはインドに含む。
 
AAEFのインドでの開催は初めてということで、3月12日(月)~15日(木)のキックオフミーティングを皮切りに当法人 北島宗尚専務理事及び株式会社JARAの松本啓吾氏がインドに出向きl開催に向けての準備を進めて参りました。
 
その間、インドにおける資源循環関連の担い手であるリサイクル法担当、鉄リ工業会、自動車工業会等との面会を重ね、コミュニケーションを深めると同時に、アメリカやイタリアへの参加も促し万全を期しての開催となりました。
 
Opening ;
①Welcome Address、Opening Declaration  
②Greeting Addresses
③Guest Speech 
 Session1.開催国インドからのGuest Report   Country Report Japan
 Session2.Country Report   Korea Malaysia Mongolia
 Session3.Country Report   Australia United States America Italy
 
 
2日目の市場視察ではニューデリーから10kmほど西方向に位置するMayapuri(マヤプリ)リサイクル市場を訪問しました。
ここは自動車解体に限らず、重機や大型機械の処理及び中古部品の販売もしておりました。が。いかんせ狭い間口で営業する業者が数えきれないほど密集していることと、延々と伸びている奥行き、至る所に物品が散乱山積みされている状況下、前に進むことは危険と察し、入口のみでの視察となりました。
 
そんな工場の周辺を女の人たちが紐のようなものを地面に這わせながら歩いて肩から下げた大きな袋にものを入れている姿を見ました。聞いてみるとあの紐の先には磁石がついていて地面に落ちている鉄くずを回収しそれを売って生活の糧にしているとのことでした。写真でも分かる通り、広大な市場内は埃で先を見とおしずらい状況にあるなど環境面で印象に残る様子が見え隠れしました。
 
 
3日目は世界遺産に登録されている「タージマハル」を訪れました。
日本語が上手な添乗員が「インドは中国に次いで世界遺産登録が多い国です。」と言って、その代表的世界遺産、大理石でつくられたタージマハル建立に至るまでの(王様と美しい王妃様の悲しく愛にあふれた)お話をしてくれました。
素晴らしい景観に見惚れながら、沢山の観光客に脅かされるやら、制限時間内に見学するのが大変やらで、暑さと戦いながらも楽しい時間はあっという間だったようです。
 
 
日本からの参加者は当NPOの理事、会員をはじめ自動車メーカーではトヨタ、ホンダ、現地法人スズキ、各大学の教授、都市開発事業、日本ELV機構理事、大学生と多方面から予想以上のご参加を頂きまして誠にありがとうございました。
 
次回の「第12回AAEF2019」は中国での開催(10月~11月頃)が決定しております。また沢山のご参加をお待ちしております。
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